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2026冬季オリンピックはどこで開催?イタリア分散開催の会場一覧と観戦ガイド

2026冬季オリンピック どこ

2026年に開催される第25回冬季オリンピック競技大会。その正式名称は「ミラノ・コルティナ・ダンペッツォ2026」です。

今大会最大の特徴は、イタリア北部の経済都市「ミラノ」と、アルプスの真珠と称される高級リゾート地「コルティナ・ダンペッツォ」という、直線距離でさえ約250km離れた2つの都市名を冠する史上初の「分散型オリンピック」である点にあります。

かつての開催形式とは一線を画すこの「分散開催」が、読者の皆様の観戦プランや配送・物流にどのような影響を与えるのか。公式ソースに基づいた具体的な数値と最新情報を網羅し、徹底的に解説します。


目次

競技会場はどこ?4つの主要エリア(クラスター)の特徴

今大会の基本コンセプトは「環境に順応する大会」です。全14競技施設のうち、実に93%(13施設)に既存施設または仮設施設を活用します。競技は大きく分けて以下の4つの地域(クラスター)で実施されます。

1. ミラノ・クラスター:氷上競技の拠点

イタリア最大の都市ミラノは、主にフィギュアスケートやアイスホッケーといった室内競技(氷上競技)の中心地となります。

  • 開会式:サン・シーロ(スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ)
  • サッカーの名門、ACミランとインテルの本拠地。8万人近い収容人数を誇る既存スタジアムが、冬季五輪の幕開けを飾ります。

  • アイスホッケー(メイン会場):サンタ・ジュリア・アリーナ

  • 今大会で唯一の恒久的な新築施設です。デイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが設計し、アルミニウム管で構成された楕円形のデザインが特徴。

  • スピードスケート:フィエラ・ミラノ・ロー(ミラノ・ロー)

  • 大規模な国際展示場の中に仮設リンクを設置。大会終了後は展示場として復元されるサステナブルな会場です。

  • フィギュアスケート・ショートトラック:ウニポル・フォーラム

  • ミラノ近郊のアッサーゴに位置する既存の多目的アリーナです。

2. コルティナ・ダンペッツォ・クラスター:伝統の滑走競技

1956年大会の遺産を色濃く残すエリアです。

  • アルペンスキー(女子):トファーネ・アルペンスキーセンター
  • ドロミーティ山脈の断崖絶壁を背景にした、世界屈指の難コース。

  • カーリング:オリンピックスタジアム

  • 1956年のメインスタジアムを改修して使用。オープンエア(一部屋根付き)の歴史的な雰囲気が魅力です。

  • スライディングセンター

  • ボブスレー、リュージュ、スケルトンを実施。1956年大会の跡地を最新技術で再整備しました。

3. ヴァルテッリーナ、ヴァル・ディ・フィエンメエリア

山岳地帯では、広大な自然を活かした雪上競技が行われます。

  • リヴィーニョ(スノーボード・フリースタイルスキー)
  • 標高1,816mに位置する免税の街。「リヴィーニョ・スノーパーク」では複数の競技を同時に視界に収められるレイアウトが組まれます。

  • アンテルセルヴァ(バイアスロン)

  • 「バイアスロンの聖地」と呼ばれる既存施設。観客席との距離が近く、熱狂的な応援で知られます。

  • プレダッツォ(スキージャンプ)

  • 最新の照明設備を導入し、夜間開催にも対応する改修が行われました。

4. ヴェローナ:感動のフィナーレ

  • 閉会式:ヴェローナ・アレーナ
  • 紀元1世紀(約2000年前)に建設された古代ローマの円形闘技場を改修して使用。歴史遺産と現代スポーツが融合する象徴的な場所となります。

主要会場と実施競技のスペック比較

会場ごとの特徴と、拠点となるミラノからの物理的な距離を一覧にまとめました。

エリア主要会場実施競技施設タイプミラノからの距離
ミラノサン・シーロ開会式既存施設0km
ミラノサンタ・ジュリアアイスホッケー唯一の新設0km
ミラノフィエラ・ミラノスピードスケート仮設施設0km
コルティナトファーネアルペンスキー既存施設約250km
コルティナオリンピックスタジアムカーリング歴史遺産改修約250km
リヴィーニョスノーパークスノーボード既存・仮設約200km
ヴェローナアレーナ閉会式古代遺産約160km

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観戦前に知っておきたい「分散開催」のメリットとデメリット

この広域分散開催は、これまでのオリンピックとは楽しみ方もリスクも大きく異なります。

メリット:イタリア北部の魅力を満喫できる

一つの都市に留まらず、ファッションの街ミラノと、ユネスコ世界遺産のドロミーティ山脈の両方を体験できます。都市型の氷上競技と、大自然の中の雪上競技という対照的な雰囲気を味わえるのは今大会ならではの贅沢です。

デメリット:移動の難しさと物流リスク

  • 物理的な距離: ミラノからコルティナまでは車やバスで約3時間半から4時間以上を要します。
  • 交通規制の影響: 大会期間中(2026年2月6日〜22日)およびその前後は、道路の閉鎖や貨物車両の通行制限が厳格化されます。
  • 配送遅延: 欧州向けの発送やイタリア国内の物流には大幅なリードタイムが発生します。特にアルプス地域への配送は「一時停止」や「数日の遅延」が公式に予測されています。

チケットの取り方と価格の目安

観戦チケットは、公式サイトおよび専用アプリ「Tickets MilanoCortina2026」を通じて販売されています。

購入手順と決済ルール

  1. ID登録(Fan ID): 公式サイトでの事前登録が必須です。
  2. 抽選/一般販売: 2025年以降、段階的に一般販売へ移行しています。
  3. 決済手段: VisaまたはMastercardのみ対応(Visaが推奨パートナー)。
  4. デジタルチケット: 全てスマートフォン上の公式アプリで管理され、紙のチケットは発行されません。

チケット価格の具体例(1ユーロ=160円換算)

競技・イベント価格(ユーロ)日本円目安状況
開会式(ミラノ)€500 ~ €2,00080,000円 ~残りわずか
フィギュア(男子任意)€150 ~ €60024,000円 ~完売間近
スピードスケート女子€180 ~ €28028,800円 ~比較的取りやすい
バイアスロン(予選)€30 ~ €1004,800円 ~狙い目

日本代表「TEAM JAPAN」の目標と注目の新競技

日本選手団は、北京2022大会のメダル獲得数(18個:金3、銀6、銅9)を上回る成績を目標に掲げています。

注目競技と選手層

  • フィギュアスケート: 坂本花織選手や鍵山優真選手など、盤石の布陣。三浦・木原(りくりゅう)ペアも金メダル候補筆頭です。
  • スノーボード: 平野歩夢選手を筆頭に、ハーフパイプやビッグエアでのメダルラッシュが期待されます。
  • 新競技「スキーモ(スキーマウンテニアリング)」: スキーで山を登り、板を背負って歩き、最後は滑走して降りてくる過酷な競技です。イタリアで非常に人気の高いスポーツであり、地元観客の熱狂は今大会一番と言われています。

24時間体制の選手サポート

日本オリンピック委員会(JOC)は、SNSでの誹謗中傷から選手を守るため、ミラノと日本の2拠点に監視チームを配置。時差を利用して24時間体制でパトロールを行い、不適切な投稿には即座に削除要請を出す体制を整えています。


選手村(オリンピック・ヴィレッジ)の設備

会場が分散しているため、選手村も主要拠点ごとに設置されます。

コルティナ選手村

350室、1400床を確保。選手がリラックスできるよう、手紙を書いたり瞑想したりできる「マインドゾーン」が設置されます。また、24時間利用可能な大食堂も完備されます。

ミラノ選手村

ミラノ市内の鉄道車両基地跡地(ポルタ・ロマーナ)に建設。大会終了後は「学生寮」として活用されることが決まっており、都市開発の持続可能なモデルとなっています。


まとめ:2026年大会は「多様性と遺産」のオリンピック

2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪は、一つの都市で行われる従来の祭典から、「広域で既存の魅力を分かち合う」新しいスタイルへと進化しました。

  • 開催地: イタリア北部(ミラノ、コルティナ、ヴェローナ等)
  • 会場構成: 93%が既存・仮設のサステナブル仕様
  • 観戦のコツ: 移動が困難なため、宿泊拠点を「ミラノ(氷上)」か「コルティナ(雪上)」のどちらかに絞るのがおすすめ
  • 注目点: 2000年前の遺跡「ヴェローナ・アレーナ」での閉会式

歴史的な建造物と最新のウィンタースポーツが融合するこの大会。日本代表の活躍はもちろん、イタリアという国が持つ文化的な深みをスポーツを通じて感じられる貴重な機会となるでしょう。

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