次々と明らかになる不可解な行動と「新証言」の衝撃
西東京市で発生した痛ましい母子4人死亡事件と、関連する練馬区での中窪新太郎さん(27)殺人事件。この二つの事件の背景を探る中で、キーパーソンである野村由佳さん(36)の事件直前の行動や、殺害後の徹底した「工作」の全貌が、関係者による「新証言」や捜査によって次々と明らかになっています。
特に注目すべきは、事件発生の約2週間前、野村さんと中窪さんが見せた不可解な行動の数々です。捜査当局は、これらの行動が事件の動機や計画性にどう繋がっていたのかを慎重に分析しています。
事件直前の「新証言」:羽田国際線ターミナルへ向かった不可解な移動
2026年1月13日の報道で明らかになった、タクシー運転手による「新証言」は、野村さんと中窪さんの当時の緊迫した状況を克明に伝えています。事件発生の約16日前の12月3日、二人は大荷物と共に羽田空港へ向かっていました。

12月3日:異様な大荷物と「夜逃げ」のような雰囲気
タクシー運転手の証言によると、野村さんはまず自宅近くの駅ロータリーからタクシーで練馬区のマンションへ移動し、約1時間後、中窪さんを連れて再びタクシーを呼びました。この時の様子と荷物の多さが尋常ではなかったといいます。
【タクシー運転手による証言詳細】
- 荷物: 合計3つのスーツケースを持ち出しており、車のトランクに入りきらず、一つを後部座席に置くほどの大荷物だった。
- 服装: 野村さんはパーカーのフードを深く被り、中窪さんは黒っぽい服装。
- 雰囲気: 車内での会話はほとんどなく、運転手は「思いつめた雰囲気」を感じ、「夜逃げでもするのかな」と思ったと証言している。
この大荷物と緊迫した雰囲気は、二人が通常の外出や旅行をしていたのではないことを強く示唆しています。
目的地は国際線ターミナル:出国か、誰かとの接点か
さらに不可解なのは、最終的な目的地です。二人は羽田空港の国際線ターミナル(第3ターミナル)で降車しています。
捜査当局は、大量の荷物を持って国際線ターミナルに向かったこの行動が、事件の動機や計画に深く関わっている可能性を重視しています。二人がその後どこかへ出国しようとしていたのか、あるいは誰かを見送ろうとしていたのかなど、この日の行動は現在も捜査上の大きな注目点となっています。
自宅周辺で目撃された野村さんの「不審な変化」
西東京市の自宅周辺の住民からは、野村さんの最近の生活パターンに変化が見られたという証言が複数出ています。
車両の乗り換えと頻繁な夜間外出
野村さんは以前使用していた黒のワゴン車から、ここ2〜3年の間に赤の軽自動車に乗り換えていました。
また、近隣住民の証言では、夜間に自宅を出て、朝まで帰宅しないことが複数回目撃されていました。この夜間の外出が何を目的としていたのかは明らかではありませんが、事件前後の野村さんの行動を追う上で重要な情報とされています。
練馬マンションでの生活実態
中窪さんの遺体が発見された練馬のマンション周辺の住民の中には、野村さんと中窪さんが一緒に住んでいると認識していた人もいたようです。この証言は、二人の関係が、単なる不倫関係以上に、一定期間同棲に近い形で生活を共有するほど深まっていた可能性を示唆しています。
殺害後の行動:発覚を遅らせるための「偽装」と「隠蔽」工作
中窪さんが殺害されたとみられる12月14日〜15日以降、野村さんは自らの関与を隠蔽し、遺体発見を遅らせるための行動をとっていたことが、防犯カメラの映像や物証から判明しています。
12月16日:中窪さんになりすました「体調不良」メッセージ
殺害されたとみられる日の翌日、12月16日に、中窪さんの社用携帯から勤務先に「体調不良で休む」というメッセージが送られていました。
警察は、野村さんが中窪さんの生存を装い、殺害の発覚を遅らせるために、この「なりすまし」メッセージを送ったとみて捜査を進めています。
遺体発見を遅延させる徹底した工作
さらなる隠蔽工作として、12月17日には、野村さんが中窪さんの遺体がある練馬のマンションに空気清浄機のようなものを運び込む姿が防犯カメラに記録されていました。
実際に遺体が発見された際の室内状況は、工作の徹底ぶりを示していました。中窪さんの遺体があったクローゼットはテープで目張りされ、室内には消臭剤が置かれ、空気清浄機が稼働した状態だったことが確認されています。
| 日付(推定) | 工作内容 | 目的(捜査当局の見解) |
|---|---|---|
| 12月16日 | 中窪さんの携帯から勤務先に「体調不良」メッセージを送信 | 中窪さんの生存を偽装し、欠勤を不自然に思わせないため |
| 12月17日 | 練馬のマンションに空気清浄機を搬入 | 遺体から発生する臭気の隠蔽、発見の遅延 |
| 遺体発見時 | クローゼットの目張り、消臭剤の設置、空気清浄機の稼働 | 徹底的な腐敗臭の拡散防止と隠蔽工作 |
夫への「練馬待ち合わせ」LINEの意図
事件当日、野村さんは夫に対して「練馬で待ち合わせしよう」という内容のLINEメッセージを送っています。
夫が不審に思い電話をかけたところ、すぐに切られ、その後、野村さんからの連絡は途絶えました。このメッセージが、夫に中窪さんの遺体を発見させようとした意図的な誘導だったのか、あるいは単なる誤送信だったのか、その真の意図は未だ不明のままです。
捜査当局の見立て:不可解な行動の連鎖を追う
これら一連の証言と物証に基づき、警察は事件の全体像を以下のように推定し、捜査を続けています。
殺害から無理心中へ至る経緯
警察は、野村さんが中窪さんを殺害した後、発覚を遅らせるための工作を冷静に行い、最終的に子供たちを連れて無理心中を図ったという経緯を慎重に調べています。事件直前の羽田空港への異様な移動や、殺害後の徹底した隠蔽工作は、野村さんの行動が計画的であった可能性を示唆しています。
事件前後の主要な行動時系列(捜査に基づく推定)
| 日付(推定) | 野村さんの行動 | 捜査上の注目点 |
|---|---|---|
| 12月3日 | 中窪さんと共に大荷物で羽田国際線ターミナルへ移動 | 出国計画、あるいは重要な第三者との接触の可能性 |
| 12月14日〜15日 | 中窪さん殺害(練馬区のマンション) | 事件発生(推定) |
| 12月16日 | 中窪さんの携帯から「体調不良」メッセージ送信 | 遺体発見を遅らせるための偽装工作 |
| 12月17日 | 練馬のマンションに空気清浄機を搬入 | 遺臭隠蔽の徹底工作 |
| 事件当日(後日) | 夫に「練馬で待ち合わせ」LINE送信 | メッセージの意図は不明 |
| 12月19日頃(発見日) | 西東京市の自宅で母子4人死亡確認 | 無理心中を図った経緯を調査 |
まとめと報道に対する注意点
「夜逃げか」と思わせる事件直前の不可解な行動から、殺害後の冷静かつ徹底した隠蔽工作まで、野村さんの行動の異常な連鎖が明らかになっています。しかし、「なぜ羽田空港へ向かったのか」「中窪さん殺害に至った動機は何か」といった事件の核心部分は、依然として複雑な謎に包まれたままです。
捜査当局は、すべての証拠と証言を照合し、この悲劇的な事件の全容解明を進めています。
【重要:情報の混同にご注意ください】
この事件の当事者である野村由佳さん(36)は専業主婦とみられる女性です。一部で報道が混同されている同姓同名の著名人(女優や司会者など)とは一切関係がないことが確認されています。報道内容を確認する際は、情報の正確性にご留意ください。


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